学校・会社用のGID診断書セットのご案内
1.GID診断書
学校・会社提出用のGID診断書には、特記事項として「所属団体組織でのRLE(現実における日常生活)における服装、トイレ・入浴・着替え等の場面について、適切な配慮を必要とします」との記載を付記しています。
2.配慮の依頼書
GID診断書とは別に「GID性同一性障害に関する配慮の依頼書(会社・学校等所属団体組織提出用)」をお付けしています。この「GID性同一性障害に関する配慮の依頼書(会社・学校等所属団体組織提出用)」には標準の文言で次のとおりに依頼内容を記載しています(個別のご要望がある場合は記載内容の追加変更を考慮します。)。
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「依頼内容
上記のご本人様につき、別紙「GID診断書」に記載のとおりの次第です。したがって、つぎのとおりに依頼します。
1 貴団体組織における学校生活の実生活及び手続き等の校務庶務運用上は、ご本人様の戸籍記載の性別に関わらず、(「男性」・「女性」)として取り扱ってください。
2 トイレ・入浴等の保健衛生の場面においては、(「男性」・「女性」)ないし個室・多目的室・男女共用室等の利用を許容してください。
3 服装については、RLE(現実における日常生活)における(「男性」・「女性」)としての適応が求められますので、(「男性」・「女性」)としての服装での生活を許容してください。
4 人員区分・団体行動の場面においては、(「男性」・「女性」)の区分で取り扱ってください。
5 性別にもとづく差別・迫害等がないように教育・運営上の配慮をしてください。
上記各号の事項が達せられない場合、今後の治療経過に重大な影響を及ぼす可能性がありますので、ご熟慮のうえ適切な配慮をお願いします。」
3.学校会社へのGIDについての説明冊子
全ての学校会社の担当者がGIDについて詳しいわけではない現状を踏まえ、上記のGID診断書、配慮の依頼書に加えて、「GID 性同一性障害についての概略説明冊子~会社・学校等所属団体組織の方へ~」と題する12ページに及ぶオリジナルの説明啓蒙冊子をお付けしています。GIDについての照会先として当院の連絡先が記してありますので、学校会社のご担当者の方はこの説明冊子の内容を元に、当院に問い合わせをすることができます。
SRSをする海外医療機関提出用のGID診断書セットのご案内
事例設定(架空の事例です):「あるGIDの方(タイのヤンヒー病院でSRS性適合手術を受ける希望であるものと仮定する)が、日本の医療機関2箇所で診断を受けた後、さらに別の日本の医療機関でホルモン治療を受けていたが、当該医療機関が英文診断書等海外SRSのための英文での必要書類の作成交付に対応しておらず、その交付の受けることができなかった。」という架空の事例でのサンプルです。それぞれの方の個別の事例症例とSRSを担任する医療機関ごとに必要な英文文書・書類及びその様式並びに必要記載事項は全てことなりますのでご注意ください。
1.英文GID診断書 海外医療機関におけるSRS用
2.英文SRS意見書 海外医療機関におけるSRS用
3.英文紹介状 海外におけるSRSを担任する医療機関提出用
急ぐ方・経済的に余裕がある方の、ショートカットでの海外での形成外科手術